研究成果の概要 |
都市下水処理UASBリアクターにおける原生動物の役割を明らかにするため, 原生動物を共存させた汚泥系と死滅させた汚泥系の2系列を作成し, 171日間の比較運転を行った. 共存系ではメタン生成量の増加が確認され,原核生物の系統学的多様性が共存系の方が高かった. また, 原生動物Metopus細胞内の微生物に対して分子生物学的解析を行った結果, メタン生成古細菌であるMethanoregula boonei, 真正細菌であるClostridium aminobutyricumが高頻度で共生していることが明らかとなった.
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