研究課題
基盤研究(B)
本研究では,方立壁の損傷低減及び構造性能改善を目指した試験体10体程度の載荷実験を実施した。また,地震後の継続使用性に関する評価方法案を示し,本実験の損傷データに基づき継続使用性評価について考察した。①RC増設壁及びUFCパネルにより補強した2体では,既存部と補強部が終始良好な一体性を示し,総ひび割れ長さや通常補修が必要となる幅0.2mm以上のひび割れ長さも大幅に低減できた。②壁端部に拘束領域を有する2体でも,総ひび割れ長さや通常補修が必要となる幅0.2mm以上のひび割れ長さも大幅に低減された。③4体ともコンクリート剥落率はR=1/100radサイクルまでごくわずかであった.
建築構造・材料