| 研究課題/領域番号 |
25289192
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| 研究機関 | 国土技術政策総合研究所 |
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研究代表者 |
壁谷澤 寿一 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 主任研究官 (10533953)
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| 研究分担者 |
壁谷澤 寿海 東京大学, 地震研究所, 教授 (00134479)
有川 太郎 中央大学, 理工学部, 教授 (00344317)
井上 波彦 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 室長 (00370693)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | 津波 / 鉄筋コンクリート造建築物 / 水理実験 / 転倒 / 浮力 |
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| 研究実績の概要 |
本研究では3種類合計6体の鉄筋コンクリート造試験体について静的載荷実験および水理実験を実施した。試験体は高さ700mm，幅800mm，厚さ120 mmの壁状構造物とした。試験体はモルタルおよび極細径鉄筋により製作した。水理実験において高強度試験体ではわずかな弾性変形が見られた。低強度試験体は引張側鉄筋が伸びて転倒し，最終的にはすべての鉄筋が破断して元位置から0.3 m程度離れた位置で横倒しの状態となった。標準強度試験体では明らかに引張側鉄筋が伸びて降伏し，試験体頂部に大きな応答変形が観察された。本実験において試験体はそれぞれの転倒抵抗耐力に応じて，弾性変形，塑性応答後復元，転倒破壊と異なる損傷状況を示し，構造物の保有耐力と被災に明確な相関関係があることが実験的に検証された。
一方，波先端部の衝撃的は波力については瞬間的ではあるが，転倒モーメント最大値をやや下回る程度の最大荷重が計測されているが，衝撃的な荷重に対しては試験体の引張鉄筋の歪はほとんど反応しておらず，継続時間の長い後続波に対して大きな歪値が計測された。試験体前面の水位が0.6m程度までは静水圧にと波圧積分による転倒モーメントは概ね一致しているが，0.6m以上では転倒モーメントが概ね頭打ちとなっている。これは既往の研究において作用荷重の上限として指摘されている通過波浸水深の3倍に相当していた。
水理実験前後の標準試験体2体の静的外力に対する荷重変形関係の交点から推察される水理実験時の経験最大応答点は水平波力から推定される転倒モーメントを上回り，水理実験において浮力による付加モーメントが作用していた。一方，全体転倒に至った低強度試験体および弾性変形に留まった高強度試験体では転倒モーメントと鉄筋歪みの関係について水理実験と静的実験に明らかな違いが見られず浮力による付加モーメントの影響は限定的であった。
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| 現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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