機械的インターカレーション-液相剥離によりTiS2/有機分子ナノシートを合成した後、自己組織化により大面積の薄膜、フォイルを単独または基板上へ形成するプロセスを開発した。こうして得られた薄膜、フォイルは極めてフレキシブルで、しかも単結晶TiS2より高い熱電変換性能を示した。開発したn型材料とp型有機材料のPEDOT:PSSとを組み合わせた薄膜TEデバイスを作製・評価し、p型単レッグデバイスよりも高い出力を持つデバイス構築の可能性を示した。一方、表面Nbドープナノキューブの自己組織的3次元配列によって3D超格子SrTiO3セラミックスの構築には成功したが、熱電性能の飛躍的向上には至らなかった。
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