研究課題
基盤研究(B)
界面活性剤が形成するミセルを鋳型として利用する有機鋳型法を用いた新規な細孔構造を有するナノポーラスカーボンの合成、および細孔径、形態の制御とその電極材料、吸着剤としての性能評価を行った。(1) 有機複合体を基板に配列させることで粉末とは異なる細孔構造を持つカーボンの合成に成功した。得られたカーボンは優れた高速充放電性能を示した。(2)有機鋳型法と溶媒揮発法を組み合わせることで、粒子状カーボンが凝集したカーボンから3次元細孔構造へと変化することを見出した。(3)KOHの存在下で合成を行うことで、これまで合成が困難であった2nm程度の均一細孔を有するナノポーラスカーボンが合成できた。
化学工学、多孔体