研究成果の概要 |
細胞膜透過性ペプチド(CPP)を連結したペプチドライブラリーを作製し、ミトコンドリア標的細胞死ペプチドを、ヒト乳腺がんMCF-7細胞を使って探索した。5残基目のSをWに置換した配列置換体、LNLIWKLFでは元ペプチドと比較して細胞死活性が約4倍向上し、F,V,Yなど疎水性アミノ酸に置換した置換体でも高活性を示した。細胞周期停止で細胞死を誘導するペプチドに関しても活性の高い配列置換ペプチドの探索に成功した。また、アミノ酸を4グループに群分けし、4残基ライブラリーで機能性ペプチド探索する手法を開発した。得られた高活性ルールを用いて8残基ペプチドの探索が可能であることがわかった。
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