船舶流体力学におけるマルチスケールシミュレーションにおいて、複数の長さスケールと時間スケールを扱うための領域分割方法を開発した。領域分割法では、複数の格子ブロックを生成する、マルチブロック格子法を適用し、ブロック間のインターフェースでは、互いに変数を補間することにより、格子ブロック間の情報交換を行う。空間領域については内挿を、時間領域においては、領域全体の時間精度を維持するために、内挿と外挿の組み合わせを用いる。 以上の開発により、空間マルチスケールシミュレーション法と時間マルチスケールシミュレーションを統合して、時空間マルチスケールシミュレーション法を構成することが可能となった。
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