研究課題/領域番号 |
25290001
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
|
研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
高草木 薫 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10206732)
|
連携研究者 |
奥村 利勝 旭川医科大学, 医学部, 教授 (60281903)
野津 司 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (30312367)
小原 和宏 旭川医科大学, 医学部, 助教 (40548749)
船越 洋 旭川医科大学, 医学部, 教授 (40273685)
小林 和人 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90211903)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 姿勢制御 / 歩行 / 網様体脊髄路 / 前庭脊髄路 / パーキンソン病 / 黒質網様部 / GABA作動性投射 / 脚橋被蓋核 |
研究成果の概要 |
本研究では,動物実験(ネコ)を用いて「大脳基底核の異常な出力が脳幹-脊髄下行路に作用するため基底核疾患における姿勢と運動の異常を誘発する」という作業仮説の検証を試みた.その結果,大脳基底核の出力核である黒質網様部から脚橋被蓋核へのGABA作動性投射系が姿勢制御と歩行運動の制御に関与すること,また,その制御は網様体脊髄路系・前庭脊髄路系・モノアミン作動性下行路に作用することによって誘発される可能性を示した.これらの成績は,大脳基底核は黒質網様部-脚橋被蓋核投射系を介して姿勢と歩行を制御すること,そしてこのシステムの異常が基底核疾患における姿勢と歩行の障害を誘発する可能性があることを示唆する.
|
自由記述の分野 |
Neuroscience
|