肝癌幹細胞維持および悪性化に関わるシグナル分子の解析

2015 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25290045
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 腫瘍生物学
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 前田 愼 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40415956)
• 研究分担者: 大塚 基之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90518945) ; 芝田 渉 横浜市立大学, 先端医科学研究センター, 准教授 (00435819)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 肝臓癌

研究成果の概要

我が国では肝癌によって毎年約3.5万人が死亡しており、難治進行癌に対する治療法はいまだ確立せずに予後は悪い。癌部の多くの割合を占める分化した癌細胞に対する治療では十分ではなく、治療抵抗性や転移、再発の原因として幹細胞の特異的な形質を理解する必要がある。本研究では新たな肝臓癌マウスモデルの作成、肝癌幹細胞培養による細胞株の樹立、癌幹細胞変化のメカニズムとしての上皮ー間葉転換の解析を行い、肝癌幹細胞をターゲットとする治療開発へ向けた基盤を構築した。

自由記述の分野

消化器内科学