研究成果の概要 |
ATLに対するモガムリズマブ治療中の免疫モニタリング (MIMOGA study, UMIN000008696)に、2016年4月までに78名が登録され、免疫動態と詳細な臨床情報が蓄積されている。中間解析(49例)で、grade 2 以上の皮膚関連毒性を認めた患者群において全生存期間が延長する傾向を認め、また、腫瘍細胞が effector Treg phenotype を示す患者群において、有意な生存期間の延長を認めた。 IDOは、ATLの免疫抑制状態に寄与し、IDO活性高値は有意な予後不良因子である。モガムリズマブを用いたATL治療に際し、IDO阻害薬との併用が有望であることを示す知見を得た。
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