研究課題/領域番号 |
25290060
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
清宮 啓之 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター分子生物治療研究部, 部長 (50280623)
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連携研究者 |
長澤 和夫 東京農工大学, 大学院工学研究院生命工学専攻生命有機化学講座, 教授 (10247223)
松阪 諭 公益財団法人がん研究会, がん研有明病院消化器化学療法科, 医長 (00372665)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | がん幹細胞 / テロメア / 分子標的 / DNA損傷 / グアニン4重鎖 / 神経膠腫 / 複製 / 創薬 |
研究成果の概要 |
本研究は、核酸の特殊構造グアニン4重鎖(G4)を安定化するG4リガンドを創製し、がん幹細胞に対する増殖抑制効果とその分子機構を明らかにすることを目的とする。我々は、テロメスタチンとその誘導体XなどのG4リガンドが、難治性神経膠芽腫のがん幹細胞(GSC)に対して高い増殖抑制効果を示すことを見出した。複製や転写の過程で生じる1本鎖DNAがG4形成に寄与し、これがG4リガンドの標的になると考えられた。GSCの高感受性を説明する分子機構として、過剰な複製ストレス応答が観察された。誘導体Xはマウスに移植したGSCの腫瘍増殖を抑制した。以上は、G4リガンドを抗がん剤として開発するための基盤的成果である。
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自由記述の分野 |
腫瘍治療学
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