研究課題
■概要: H28年度は本研究課題の最終年度であった。出版計画にはやや遅れが見られるが、交付申請書に記述した研究計画に従って、概ね順調に進んだ。H28年度の遺伝子解析実験については、次世代シーケンシング技術用いる方法を主に用いた。■研究組織: 研究代表者の梶田と分担者の高山は、海外共同研究者の協力を受けて、対象とする5群の植物の研究計画全般を推進した。海外からは、広西大学のAlison Wee KimShan博士、ブラジルUNESP大のGusutavo Mori博士、メキシコ自治大学のJuan Nunez Farfan博士らとの共同研究をさらに強化した。10月には国際ワークショップを開催し、上記3名の他に中山大学のShi Suhua博士、および、国内の主要研究者を招き、本研究課題の今後の発展の方向性について協議した。■実施内容:Sonneratia属、Xylocarpus属、Bruguiera属、Acrostichum属について、葉緑体DNA、核のSSR解析で得られたデータを解析し、論文作成した。年度内の出版までには至らなかった。7月にはマングローブに関する最大の国際学会であるMMM4において、本事業に関する研究発表を行った。10月からは琉球大学の経費で広西大学のAlison Wee Kim Shanが3ヶ月間招聘され、研究代表者のもとで本事業の研究と論文作成を担当した。Rhizophora属の核のローコピー遺伝子を用いた解析、Sonneratia属、Xylocarpus属、また、これらに関連して同様の分布パターンを持つVigna属の解析についての結果を論文を作成した。昨年度から開始した、次世代シーケンシング技術を用いた実験とデータ解析をさらに進めた。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 5件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Applications in Plant Sciences
巻: 4 ページ: 1600042
10.3732/apps.1600042.
Conservation Genetyics
巻: 17 ページ: 1137-1144
10.1007/s10592-016-0849-y