研究課題
DNAデータベースについては、これまでに哺乳類242種17717試料、鳥類332種9179試料を保存した。またこれらの試料を活用して、イヌワシのゲノムシーケンス比較を行い、多数のSNPマーカーを得た。細胞データベースについては、国立環境研究所が進める絶滅危惧種の遺伝資源保存事業と連携し、絶滅危惧鳥類11種115個体、絶滅危惧哺乳類6種16個体、絶滅危惧魚類1種7個体、絶滅危惧爬虫類1種1個体より試料を採取し凍結保存を行った。凍結保存した試料数は合計で2,311本となった。内訳は絶滅危惧鳥類2,065本(培養細胞:671本、組織:1,394本)、絶滅危惧哺乳類214本(培養細胞:130本、組織:84本)、絶滅危惧魚類19本(組織:19本)絶滅危惧爬虫類13本(組織:13本)であった。また細胞については、変異型CDK4およびサイクリンDの発現によって、絶滅危惧スイギュウの一種であるローランドアノアの無限分裂細胞を作成した。またアカゲザルおよびカニクイザルにおいて薬剤誘導性の発現系を用いて無限分裂細胞を作成した。アカウミガメから同様に無限分裂細胞を作成し現在、論文投稿中である。興味深いことに変異型CDK4およびサイクリンDの発現系ではアフリカサバンナゾウの細胞では無限分裂を誘導できないことが明らかになり、生物の進化においてRb支配およびp53支配の2種の動物が存在することが示唆された。またタイマイ、アカウミガメから初代培養細胞を作成し、六価クロムの試験管内毒性検出系として利用できることを明らかにした。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (27件) (うち国際共著 7件、 査読あり 22件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 8件) 学会発表 (61件) (うち国際学会 19件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
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