野生動物保全のためのゲノム・細胞バンクの構築と活用

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25290082
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生物資源保全学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
• 研究分担者: 福田 智一 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40321640) ; 大沼 学 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (50442695) ; 幸島 司郎 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60183802) ; 伊谷 原一 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (70396224) ; 井上 英治 東邦大学, 理学部, 講師 (70527895) ; 田中 正之 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (80280775) ; 杉浦 秀樹 京都大学, 野生動物研究センター, 准教授 (80314243) ; 森村 成樹 京都大学, 野生動物研究センター, 准教授 (90396226)
• 研究協力者: カヤン ボニフェイス B ガーナ大学, 基礎応用科学部, 准教授
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 遺伝子 / ゲノム / 細胞 / 野生動物 / データベース

研究成果の概要

本研究では、絶滅が危惧される野生動物の飼育や保全の現場で必要なゲノム情報を提供するため、試料、情報、活用の面から、DNA細胞データベースを、充実発展させることを目指した。京都大学野生動物研究センターでは哺乳類242種17717試料、鳥類332種9179試料のDNAを保存した。国立環境研究所では細胞2,311試料を保存した。ニシローランドゴリラ、ハンドウイルカ、アカウミガメなどの細胞からiPS化の条件検討を行った。これらの試料を活用して塩基列比較やマーカー開発を行い、集団の多様性や個体識別の情報が得られた。飼育施設との情報交換会を開催し、海外の野生動物研究施設とも共同研究を推進した。

自由記述の分野

動物遺伝学