インフルエンザRNAポリメラーゼはウイルス増殖の中心的な役割を担っており、他のタンパク質と比べ変異が起こることが少ないため新規薬剤ターゲットとして注目されている。本研究ではRNAポリメラーゼの断片に結合するモノクローナル抗体を作製し、ウイルス増殖の阻害抗体の開発をする目的で、抗原としてウイルスの増殖を阻害PA11.9抗体作製に成功した。 また、PB2のRNA結合部位からの抗体の中から二つ結合確認が認められた。抗体PB2 3-1.6については、抗原タンパク質と強く結合する事が確認された。抗体は分子生物学的研究ツールでの診断試薬として使用可能として特許出願行った(特願2014-068824)。
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