研究課題
出芽酵母における糖鎖代謝の全容を把握するための研究を行った。本年度は新規なエンド-O-マンノシダーゼの遺伝子同定に向けた取り組みを行い、そのために繰越金の一部を研究補助者の雇用として用いた。遺伝子欠損株のライブラリーから200あまりの候補遺伝子の欠損株について遊離O型糖鎖の生成の有無についてのアッセイを行ったが、遊離糖鎖が生成しない株を単離することはできなかった。したがって、残念ながら新規なエンド-O-マンノシダーゼの遺伝子同定には至らなかった。
4: 遅れている
当初の目的を達成できなかった。本研究課題は今年度が最終年度である。
新規遺伝子の同定については今後も引き続き努力を続ける。
実験の都合により、予定していた抗体の購入を行わなかったため。
実験に用いる抗体の購入に充てる。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Bioscience, Biotechnology and Biochemistry
巻: 80 ページ: 152-157
doi: 10.1080/09168451.2015.1072464
PLoS One
巻: 11 ページ: e0151891
doi: 10.1371/journal.pone.0151891.