研究課題
出芽酵母における糖鎖代謝の全容を把握するための研究を行った。本年度は新規なエンド-O-マンノシダーゼの遺伝子同定にむけた取り組みを行った。ある特定条件において遊離O-マンノースが大量に生成する変異株を単離したが、その条件下で酵母の生育阻害が見られたので、その増殖阻害・致死性が過剰なマンノシダーゼの発現によるものだと考え、各単一酵母変異体との網羅的掛け合わせによってその条件下での致死性を回避する変異株の単離を試みたが*、増殖の違いを再現性よくアッセイすることができなかった。また、単一の変異株について、遊離O-マンノースが生成できなくなる株がないか、200あまりの候補株についてアッセイを行ったが、そのような株も単離できなかった。したがって、残念ながら新規なエンド-O-マンノシダーゼの遺伝子同定にはいたらなかった。*エンド-O-マンノシダーゼがなくなれば、生育阻害が回避される、という予想
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Bioscience, Biotechnology and Biochemistry
巻: 80 ページ: 152-157
doi: 10.1080/09168451.2015.1072464
PLoS One
巻: 11 ページ: e0151891
doi: 10.1371/journal.pone.0151891.