転写因子と結合し、標的遺伝子の発現を制御するWD40ドメインを持つタンパク質の網羅的な解析を、申請者が開発したトランスリプレッションシステムと転写因子だけを対象にした酵母ツーハイブリッド法を利用しておこなった。具体的には、個々のWD40タンパク質にSRDXリプレッションドメインを付与したコンストラクトをシロイヌナズナに導入し、形態が変化するラインを探索した。その結果、これまでに30個のリプレッションドメインを付与したWD40発現体で、形態が変化することが明らかになり、その中で特に矮性を誘導するWD40遺伝子について、相互作用する転写因子の同定を酵母ツーハイブリッド法によって解析をおこなった。
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