研究課題
基盤研究(B)
自己の身体を守るための身体バランス制御の神経機構は,ヒトの生存戦略において極めて重要であり,その神経メカニズムを解明することはきわめて重要な課題であるにもかかわらず,これまで国内外ともに身体不安定性の脳機能研究は全くなされてこなかった.本研究では、あらたな自己認知の研究手法を適用した結果,認知実験であるにもかかわらず,頭頂‐島前庭皮質,傍小脳脚核,島皮質後部など、実際に身体が不安定な状態におかれる際に活動する脳部位の有意な活動を認めることに成功した.
生理人類学