研究課題
平成28年度に得られた、主な研究成果は以下の通りである。1)メロゾイト期原虫の感染・増殖が引き起こす、牛種別(ホルスタイン、ヘレフォード、日本短角種、アンガスなど)の牛小型ピロプラズマ(Theileria orientalis)病の貧血病態の違いについて明らかにした。2)スポロゾイト期原虫によるマダニ感染ステージを標的としたマダニ対策プログラムの考案・実行が、北海道共同牧野のホルスタイン種放牧育成牛の繁殖成績に与えた影響について明らかにした。3)我が国に分布する牛大型ピロプラズマ(Babesia ovata)の分類、系統、増殖、疫学に関する最新の動向を、学術論文・総説としてまとめた。4)ベトナムにおける牛小型ピロプラズマ及び牛大型ピロプラズマの発生状況と原虫の遺伝学的特徴、及びスリランカにおける牛小型ピロプラズマ病の通年の発生状況について、それぞれ明らかにした。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件) 学会発表 (1件)
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