生体高分子との反応性が比較的高いアシルグルクロン酸抱合体(AG)の毒性評価方法について、創薬研究の実際に適用できる方法を構築した。(1)THP-1細胞およびヒト末梢血単核球細胞を用い、AGの細胞障害性を定量的に評価した。(2)In vitroで3種類の方法(1. AGの物理的半減期、2.ジペプチドアダクト、3.<1>の方法)でAGの毒性を定量的に評価できることを示した。(3)ゾメピラクをモデル化合物としてAGの毒性についてマウスで、酵素阻害剤を用いて示す事ができた。(4)ジクロファナク(DCF)についてもマウスin vivoで、AGに由来する肝障害性を強く示す事ができた。
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