研究課題
基盤研究(B)
フローサイトメトリーにより分離した血液細胞のスライドガラスへの接着条件、固定条件を最適化することにより、マトリックス支援レーザー脱離イオン化-質量分析イメージング法および飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて、脂質の一細胞質量顕微鏡解析に成功した。一細胞質量顕微鏡解析により、リンパ球のサブセットにおける脂質組成の違い、乳癌培養細胞、乳癌由来癌幹細胞、多発性骨髄腫(MM)細胞の脂質代謝変化を見出すことができた。更にMM細胞において減少したパルミチン酸は、多発性骨髄腫特異的な治療薬である可能性を示した。
解剖学一般(含組織学・発生学)