研究課題
近年、腸内細菌への関心が高まっており、世界中で活発に研究されている。腸内細菌は、様々な生理機能に関与していることが明らかにされつつあるが、なかでも宿主の中枢神経系の発達や機能に影響する可能性が報告され、注目されている。申請者らは、無菌(GF)および人工菌叢マウスを用いた研究によって、腸内細菌は宿主のストレス応答性の形成に重要な役割を演じていることを、世界に先駆けて報告した。本研究では、申請者らが確立した“アイソレーター内行動解析法”を用いて、腸内細菌が宿主の行動特性にどのように影響するかを検討するものである。平成27年度に関しては、GF, 通常の腸内細菌を移植されたGFマウス(EX-GF)を用いて、攻撃行動 (Aggressive Behavior 1 (4): 291-296 1975) を評価した。その結果、GFマウスはEX-GFマウスと比較し、攻撃行動が増強していることが明らかとなった。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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