研究課題
基盤研究(B)
種痘様水疱症関連リンパ腫は、新たに定義づけられたEBV陽性のT細胞性腫瘍である。本疾患患者5例に対してアレイCGH解析を行い、共通する遺伝子欠損・増幅領域をそれぞれ1種類、見出した。次に、MLPA解析により、遺伝子の欠損・増幅の確認を行ったところ、いずれも欠損・増幅は認められなかった。更に、RT-PCR法により該当遺伝子の発現を調べたが、発現の減弱・亢進も認められなかった。以上より、アレイCGHで抽出された2つの遺伝子異常は、種痘様水疱症関連リンパ腫とは関連がないと考えられた。
ウイルス学