濾胞性ヘルパーT細胞の分化制御、ホメオスタシス制御機構を明らかにすることを目的とし、以下のことを行った。1)In vitro TFH様細胞の分化誘導培養系を樹立した。2)TFH細胞が記憶T細胞として長期生存可能であること、また記憶B細胞による抗原提示により速やかに活性化されることを明らかとした。3)転写因子BATFのコンディショナルノックアウト・レポーターマウスを作製し、BATFがTFH細胞に強く発現することを明らかとした。4)転写因子BATFを誘導性に除去すると、胚中心が消失することを明らかとした。
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