研究課題/領域番号 |
25293140
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
永田 知里 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30283295)
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研究分担者 |
近藤 高明 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00195900)
安藤 京子 愛知文教女子短期大学, その他部局等, 教授 (10369572)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | コホート研究 / 小児 / 栄養学 / 肥満 / 生活習慣病 |
研究概要 |
小学1年生を対象に約9年の追跡期間で、肥満、初潮年齢、血中脂質、血糖、インスリン、ホルモン等の生体指標を含む生活習慣病リスクマーカーと、特に食習慣との関連を評価することを目的にコホート研究を開始した。ベースライン調査として、碧南市の7学校において、保護者による児童(小学校1年生)の生活習慣に関するアンケート調査、食物摂取頻度調査による食習慣の評価、起床尿採取が実施された。これらの調査により各種栄養素・食品群摂取の他に飽満、空腹度、食事回数、食事時刻、起床時刻、就寝時刻、外食頻度、ファーストフードの摂取、母子手帳からの出生体重、1歳半あるいは3歳児健診時の身長・体重、児童の起床・就寝時刻などの生活リズム、既往歴、現在の健康状態、運動習慣、父母の喫煙歴や既往歴等についても情報を得た。小学校4年次では学校における健康診断の検査結果(脂質、血糖、ヘモグロビン値)とともに研究用血液サンプルを得る予定である。起床尿は今後の性ホルモン、カドミウム、イソフラボン代謝物、メラトニン代謝物等のバイオマーカー測定に用いるが、一部は既にコチニンの測定を実施した。今後、エントリー数を増加し、小学校4年次でのフォローアップにつなげる。また、食物摂取頻度調査票の妥当性評価のため、同小学校児童約100名を対象に、食事記録、尿のサンプルを得た。小児の肥満や血中脂質値など生活習慣病リスクマーカーは成人期まで継承される傾向があり、一方、小児の生活習慣もトラッキングが認められるため、小児期において両者の関連を評価することは疾病予防のために重要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
市や医師会、教育委員会の支援を得られた。
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今後の研究の推進方策 |
エントリー数を増やせるよう調査票等に工夫を加える。 順調に進むよう、市、教育委員会、医師会と連絡を密にする。
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次年度の研究費の使用計画 |
測定費用が計画より少なく済んだ。 測定項目を増やす方向である。
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