研究課題/領域番号 |
25293199
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
青木 正志 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70302148)
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研究分担者 |
割田 仁 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30400245)
加藤 昌昭 東北大学, 大学病院, 助教 (50622479)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ALS / 神経変性 / 運動ニューロン / RNA / iPS細胞 |
研究概要 |
本研究は成人発症かつわずか3~5年で呼吸不全で死に至る過酷な神経変性疾患、筋萎縮性側索硬化症(ALS)における運動ニューロン変性の新たなメカニズムを明らかにすることを目的としている。研究代表者らが報告し、症例蓄積を続けているfused in sarcoma(FUS)関連家族性ALS罹患者由来の疾患感受性ヒトALS細胞モデルを確立し、RNA病態解明に注力した基盤研究を行う。本研究により、新たなヒトALS細胞モデルの確立のみならず、細胞種特異的なRNA病態解明と新しい病態関連分子同定、さらには生体内におけるFUS関連ALS神経毒性伝播機構の解明をめざしている。本研究成果は、ALSのみならず他の異常蛋白蓄積病を呈する神経変性疾患の病態解明、治療法開発につながる。 これまで、家族性ALS家系の集積により11家系のFUS遺伝子変異を同定した。そのうち、1家系2例のFUS関連ALS(FUS-ALS)罹患者より本学倫理委員会で承認された手順に則り同意を得て、皮膚生検を行った。これより初代培養線維芽細胞を樹立し、連携研究者の施設にてiPS細胞樹立に成功した。 樹立したFUS-ALS疾患特異的iPS細胞株の品質管理を行うため、外来遺伝子ゲノム挿入部位の確認、未分化マーカーの発現、多分化能の確認を実施、良質なクローンを選択した。また、由来した罹患者と同一のFUS遺伝子変異確認も行った。現在、神経分化後の比較によって対照細胞と疾患感受性の確認を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請時の研究計画に則り、初年度としては次年度の研究につながる発展的成果を得つつある。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画通り、運動ニューロンおよびアストログリアへの分化誘導の疾患感受性の確認を継続し、変異FUS-ALSヒト細胞モデルにおけるRNA病態解明のため、トランスクリプトーム解析を行って本研究を推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
主要な物品1件が研究室狭小のため納入できなかった。 次年度は上記物品を購入して使用するほか、申請通り平成26年度分とあわせて使用する計画である。
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