本研究は、関節リウマチ発症におけるrare variantの役割を明らかにすること目的とした.ゲノムワイド関連解析で同定された遺伝子およびNF-κBシグナルにおける主要16遺伝子 についてrare variantの同定を行ったところ,NF-κB関連遺伝子にrare variantが集積していることが明らかになった.特にRELA遺伝子に注目して,同定されたvariantの機能を解析したところ,患者群で特異的に認められたものの多くはNF-κB活性を上昇させるものであった.したがって,関節リウマチの病態には,少なからずrare variantが寄与していると考えられた.
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