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2015 年度 実績報告書

治療応答に伴うミトコンドリア機能変化に反応する新規がんイメージング薬剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25293262
研究機関浜松医科大学

研究代表者

間賀田 泰寛  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (20209399)

研究分担者 阪原 晴海  浜松医科大学, 医学部, 教授 (10187031)
鈴木 千恵  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (20637285)
小川 美香子  北海道大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (20344351)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード放射線 / 薬学 / イメージングプローブ / がん
研究実績の概要

本研究では、がん細胞の放射線治療等の治療応答に伴う細胞機能変化として、「アポトーシス」、「酸素」といったキーワードと関連の深いミトコンドリア機能変化について着目して新規イメージング薬剤を開発することとしており、ミトコンドリア膜電位依存的集積を示す新規イメージング薬剤の開発と、それを用いるインビトロ、インビボ実験系により、当該イメージング薬剤の最適化と、それによるがん治療法の選択・効果予測、治療効果早期判定を可能とするシステムの確立を試みたものである。
これまでに申請者らが開発した放射性ヨウ素標識脂溶性カチオン誘導体である[I-125]IDPPの誘導体化を計画した。IDPPはミトコンドリア膜電位に依存して細胞へ集積することが示されているが、特に腫瘍細胞では細胞内に取り込まれた後、多剤排出ポンプにより細胞外に速やかに排出される可能性が示された。そこで同一構造内に多剤排出ポンプ阻害剤を有する化合物を開発することとした。多剤排出ポンプ阻害部位として、スチルベンを用いることとし、IDPPの一部をスチルベンに置換したIDESPを昨年度までに開発した。本年度は安定して放射性ヨウ素標識体を得るための反応条件の検討を行い、得られた標識体を用いてインビトロおよびインビボ試験を施行した。その結果、本イメージングプローブは所期の通りミトコンドリア膜電位に依存して細胞に取り込まれ、多剤排出ポンプに一定の阻害効果を示して細胞内に蓄積することが示された。これにより本薬剤デザインのPOCを得ることが出来た。インビボ試験の結果、肝臓に高く集積することが示され、これは肝臓におけるカチオン取込機構により取り込まれ、肝細胞内の排出ポンプを阻害することで集積が維持されているものと考察された。担癌マウスを用いたSPECTイメージング検討では投与放射能の多くが肝臓に集積し、腫瘍への取り込みは低値を示した。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2017-01-06  

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