研究成果の概要 |
近年の分子病理学の進歩により、グリオーマにおいても、より正確な解析が求められる時代となった。我々は、HRM法による高精度な遺伝子解析法、遺伝子発現に基づくより簡便な評価法を確立した。microRNA (miR-9, -10b)と遺伝子発現型の相関を基に、miRNAと形質転換の関連性が示唆された。さらに分泌型microRNA (miR-127, -145, -31)による腫瘍細胞の浸潤能制御の可能性が明らかとなった。また、新たな血中バイオマーカーの可能性として血中で発現が上昇しているmicroRNA(miR-4530, -4294, -4534)を同定した。
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