• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

細胞老化を克服した軟骨細胞分化誘導/維持メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 25293321
研究機関京都大学

研究代表者

藤田 香里  京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (10633092)

研究分担者 妻木 範行  京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (50303938)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード細胞老化 / 間葉系幹細胞 / 軟骨細胞 / p53 isoforms / p53 / 分化誘導
研究実績の概要

昨年度、培養初期の間葉系幹細胞にp53、p53betaを過剰発現すると、これまでの種々の体細胞で得られていた結果と異なり、細胞老化を引き起こさず細胞死を誘導することが判明した。そこで今年度からはdelta133p53に集中して解析することにした。培養開始間もなくの間葉系幹細胞、老化状態に近い間葉系幹細胞にdelta133p53を過剰発現させ、軟骨細胞に分化誘導し経時的にサンプリング後、軟骨細胞分化マーカーの発現をそれぞれのコントロール細胞と比較検討した。現在、これらのサンプルのRNA-Seqを計画中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度のマテリアル入手のための申請等に時間がかかり、実際の実験開始がH26年度からになったため。

今後の研究の推進方策

細胞老化状態に近い間葉系幹細胞にdelta133p53を過剰発現させた後、軟骨細胞に分化誘導させ経時的にサンプリングし、軟骨細胞分化マーカーの発現チェックをコントロールとの比較で行う。さらに、非老化間葉系幹細胞、老化幹細胞、それぞれにdelta133p53を過剰発現させた間葉系幹細胞、さらにそれらから各々分化誘導した軟骨細胞のRNA-Seqを行い、delta133p53、p53と軟骨分化誘導と細胞老化との関連性を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

本来27年度に計画していた実験が遅れ、その分を平成28年度に行う必要が出てきたため。

次年度使用額の使用計画

RNA-SeqやChIP-Seqなどの解析に伴う経費、本来27年度に行う予定であった実験に使う物品費に使用予定。

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi