2015 年度研究成果報告書

妊娠高血圧症候群の成立機序の解明と、それに基づく予防方法、治療方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号	25293342
研究種目	基盤研究(B)
配分区分	一部基金
応募区分	一般
研究分野	産婦人科学
研究機関	大阪大学
研究代表者	熊澤惠一大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90444546)
研究分担者	木村正大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90240845) 中村仁美大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80467571)
研究期間 (年度)	2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード	妊娠高血圧症候群 / 胎盤特異的遺伝子導入
研究成果の概要	今回我々は、新規の侵襲Zを妊娠10日のマウスに行うことにより、妊娠高血圧症候群の新規モデルマウスを作製できた。この侵襲Zにより妊娠マウスが流産することはないが、妊娠中の胎盤が虚血状態になる。侵襲Zを行うとその4日後頃より血圧上昇を認め、分娩後、血圧は妊娠前近くに戻る。この点も、分娩が唯一の治療方法である妊娠高血圧症候群を模倣している。さらに、このモデルマウスに血管新生因子Wを投与することにより、侵襲Zによる症状を軽減することに成功した。
自由記述の分野	医歯薬学