| 研究課題/領域番号 |
25293398
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 研究機関 | 明海大学 |
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研究代表者 |
大川 周治 明海大学, 歯学部, 教授 (90144865)
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| 研究分担者 |
村本 和世 明海大学, 歯学部, 教授 (10301798)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | 睡眠時ブラキシズム / 筋電図 / 脳波 / 睡眠レベル / 聴覚刺激 / 嗅覚刺激 / 快眠プログラム / ナチュラル抑制療法 |
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| 研究概要 |
睡眠時ブラキシズムは顎機能障害、咬耗、歯根破折や補綴装置の破損など、顎口腔領域における種々の症状を招くだけでなく、睡眠障害など全身的にも悪影響を及ぼすことが指摘されている。しかし、この睡眠時ブラキシズムの根治療法は確立されておらず、対症療法を中心に対応しているのが現状である。申請者は“睡眠障害という中枢神経系の変調が睡眠時ブラキシズムを惹起している”という発症メカニズムの仮説を立てた。すなわち、睡眠時ブラキシズムの原因が睡眠障害であり、睡眠障害を改善することにより睡眠時ブラキシズムは改善されるのではないかと考えた。本研究の目的は、自然音および香りを応用した快眠プログラムを構築することにより、睡眠時ブラキシズムを抑制するナチュラルな治療法を確立することである。
平成25年度は、第三大臼歯以外に欠損がない健常有歯顎者8名（男性6名、女性2名）を対象に、 睡眠時ブラキシズムイベント（SBイベント）数および多チャンネル生体現生解析システムを用いて脳波を計測した。SBイベントの少ない被験者が多かったため、両者の関連性については分析が不十分な状態にある。今後は、睡眠レベルと聴覚ないし嗅覚刺激との関連性、およびブラキサーにおける聴覚ないし嗅覚刺激の有効性を検討する。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初、1台70万円の筋電計を追加購入する予定にしていましたが、１台約15万円の機種（性能も、基線のノイズが原波形でほぼ除去され、記録時間も約8時間から24時間へと大幅に改善されている）が岡山大学歯学部（皆木省吾教授）で開発されたため、記録分析システムを急遽変更することとしました。
自家製のため数台作製して、実験を行う予定でしたが、筋電図アンプIDの製造が大幅に遅れ、１器のみでの記録となってしまいました。また、分析ソフトがWindowsXPで作成されていたため、システム変更に少し時間を要することになりました。
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| 今後の研究の推進方策 |
自家製で作製していた筋電計が自家製でなく、業者（追坂電子機器）で販売可能となったことから、数台購入し、データの記録分析を促進させていく予定です。また、今年度は外来患者も対象とした記録分析を実施するよう、実験を進めて参ります。
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| 次年度の研究費の使用計画 |
主要機器である筋電図の計測システムを急遽変更したため、支出金額が減少するとともに、業者（追坂電子機器）での市販、および分析システムのWindowsXPからWindous7および8への切り替えが遅れたため。
新開発の筋電図計測システムを早急に購入し、データの記録分析を早急に行っていく。データの記録分析により、物品費や被験者への謝金等、確実に支出されていくことになる。
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