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2016 年度 実績報告書

睡眠時ブラキシズムのナチュラル抑制療法の新開発

研究課題

研究課題/領域番号 25293398
研究機関明海大学

研究代表者

大川 周治  明海大学, 歯学部, 教授 (90144865)

研究分担者 村本 和世  明海大学, 歯学部, 教授 (10301798)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード睡眠時ブラキシズム / アロマテラピー / 睡眠障害 / ラベンダー / 嗅覚刺激
研究実績の概要

本研究の目的は、香りを応用した嗅覚刺激が睡眠時ブラキシズム(SB)に及ぼす影響を明らかにすることである。被験者として、睡眠時ブラキシズムの疑いがある健常者23名を被験者として選択した。嗅覚刺激にはラベンダー(LA)を用い、スリープラボ内でアロマディフューザーにより拡散させた。初夜効果の影響を排除する目的で、2夜連続による睡眠時ポリソムノグラフ(PSG)測定および咬筋筋電図測定(EMG)測定を行ったRechtschaffen&Kalesの睡眠段階判定マニュアルの睡眠脳波判定基準に従い、睡眠ステージの判定を行った。さらに、睡眠のステージ判定結果から睡眠変数を算出した。筋電図測定には、携帯型高精度筋電計を用いた。咬筋筋電図データからOkuraらの方法に準じ、SBイベント数を算出した。
その結果、LAにより睡眠時間および睡眠効率は有意に増加し、入眠潜時は有意に減少した。そしてLAによりSBイベント数は有意に減少した。以上より、LAを応用した嗅覚刺激は睡眠の状態を改善するとともに、睡眠時ブラキシズムのイベント数を減少させる可能性が示された。
近年、自然災害や不況など、社会情勢の著しい変化によるストレスが原因と考えられる睡眠障害が国民の間に蔓延し始めており、国民の健康を維持、増進していく上で重要な問題となりつつある。したがって、睡眠障害の改善は睡眠時ブラキシズムの抑制のみならず、全身の健康増進やQOLの向上など、社会生活の改善に直接寄与するものである。
本研究により嗅覚刺激により、睡眠障害を改善するとともに睡眠時ブラキシズムを抑制する可能性が示され、歯科医学的意義のみならず、社会的な意義も極めて高いといえる。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 嗅覚刺激が睡眠時ブラキシズムに及ぼす影響2016

    • 著者名/発表者名
      大川 穣、奥津史子、豊田有美子、染川正多、上田脩司、大川周治
    • 学会等名
      第26回日本全身咬合学会学術大会
    • 発表場所
      日本歯科大学生命歯学部九段ホール
    • 年月日
      2016-11-26 – 2016-11-27
  • [学会発表] 嗅覚刺激による睡眠時ブラキシズムの抑制2016

    • 著者名/発表者名
      大川 穣
    • 学会等名
      明海歯科医学会第29回学術大会
    • 発表場所
      明海大学歯学部第1・第2会議室
    • 年月日
      2016-06-02 – 2016-06-02

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公開日: 2018-01-16  

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