研究課題
基盤研究(B)
我々は多くの癌でメチル化を受ける抗腫瘍性ケモカインCXCL14のプロモーターを指標として、メチル化異常がセツキシマブの抗腫瘍効果に関与するかどうかを検討した。セツキシマブはプロモーターがメチル化していない癌細胞(HSC3細胞)に対しては効果を示したが、メチル化している癌細胞(YCUH891細胞)に対しては効果を示さなかった。しかしながら脱メチル化剤である5アザデオキシシチジン(DAC)でメチル化を解除すれば、CXCL14のプロモーターがメチル化している細胞に対してもセツキシマブは効果を示すようになった。
顎顔面外科