研究課題
口は咀嚼だけでなく呼吸機能もかねており、慢性的な鼻疾患に罹患している小児では咀嚼と呼吸の両方に大きな負担がかかり、咀嚼機能への影響が予測される。一方、咽頭は嚥下のための消化管であるが、呼吸器官でもあり、小児に多い口蓋扁桃肥大があると、呼吸だけでなく嚥下にも影響すると考えられる。さらに気道通気障害は睡眠時無呼吸症候群の原因とされてるものの、その原因部位の特定方法は確立されていない。また、舌は咀嚼だけでなく嚥下に密接に関連しているもののその動きについては十分に明らかにされているとはいえない。本研究では気道通気障害と口蓋扁桃肥大が小児の咀嚼・嚥下におよぼす影響を明らかにするため、気道通気状態、口蓋扁桃肥大、嚥下時の舌の動きについて評価を行ったところ、気道通気障害がある場合、舌が低位になり、口蓋扁桃肥大がある場合舌は前方位になり、水の嚥下時にはその量により舌の動きが影響されることが明らかになった。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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