研究分担者 |
竹下 徹 九州大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (50546471)
古田 美智子 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (20509591)
清原 裕 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80161602)
江島 伸興 大分大学, 医学部, 教授 (20203630)
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研究概要 |
本年度は平成19年に実施した大規模一斉健康診査で得られた唾液サンプルから既に抽出済みの口腔細菌群集DNA を基に各検体の16S rRNA遺伝子のV1-V2領域のPCR法による増幅を行った。細菌共通配列である8F (5’- AGA GTT TGA TYM TGG CTC AG -3’) にシーケンス用のアダプター配列と異なるタグ配列を付与したフォワードプライマー192種とアダプター配列を付与した338R (5’- AGA GTT TGA TYM TGG CTC AG -3’) を作製した。これらを用いて得られた増幅産物192検体を精製した後混合し、半導体シーケンサー Ion PGM (Life Technologies社) を用いてシーケンスを行った。Ion 318 chip (Life Technologies社) を用いることで1検体あたり3000リード以上のリードが得られることを確認した。得られた塩基配列について相当する細菌種の分析を行ったところ唾液検体においてはこれまで報告されてきたとおり、Streptococcus, Actinomyces, Rothia, Granulictella, Prevotella, Veillonella, Neisseria, Haemophilus, Fusobacterium, Gemella, Porphyromonas といった菌属が検出されることを確認した。
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