本研究の目的は、FOP(進行性骨化性線維異形成症:以下FOP)患者の異所性骨化による身体硬化に対応できる在宅ケア技術を家族が習得し、患者本人の自立を支援するために、アクションリサーチの手法を用いて看護技術を習得することを目指すものである。 アクションリサーチの研究者メンバーが打ち合わせを行い、「患者の動きを妨げる要因」、「片麻痺疑似体験装具を用いて運動障害を再現」し、「最もケア負担の少ない看護技術を考案」した。食事の方法や寝返りなどへの介助、足元を確認できないことによる事故や外傷や感染を予防し、身体の変形を補う姿勢や安楽の保持の工夫をすることが重要であると思われた。
|