研究課題/領域番号 |
25293469
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岡田 忍 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00334178)
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研究分担者 |
森 恵美 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (10230062)
石井 邦子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)
日下 和代 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (00149254)
麻生 智子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80248848)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 口腔ケア / 更年期 / 在宅 / 高齢者 / 歯科専門職 |
研究概要 |
平成25年度は、歯科専門職と看護職の連携の具体的方法、歯科専門職が訪問看護利用者や更年期女性の口腔ケアに介入を行うタイミングや内容についての示唆を得ることを目的に、訪問看護ステーションの口腔ケアの現状、訪問看護利用者および女性介護者の口腔の健康状態および口腔の健康に関連する保健行動等の実態調査を計画し、千葉県内の訪問看護ステーション宛に研究への協力依頼を行った。現在、14か所の訪問看護ステーションから回答があった。口腔ケアに困難を感じている利用者として、開口・開口保持が困難な利用者、誤嚥の危険のある利用者、口腔ケアを拒否する利用者をあげているステーションが大部分で、ほとんどのステーションが口腔ケアに困難を感じている利用者を抱えていた。利用者の口腔に何らかの問題ががあった場合にはほとんどのステーションが歯科専門職への相談を行っていたが、歯科専門職のケアに同席したことがあると回答したステーションは4件であった。 訪問看護利用者、女性介護者からの回答は4件のみで、歯科専門職の診療やケアを受けたことのある/現在も受けている利用者は3名、定期的な歯科専門職の支援を受けている女性介護者は2名であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
歯科専門職と看護職の連携の具体的方法、歯科専門職が訪問看護利用者や更年期女性の口腔ケアに介入を行うタイミングや内容についての示唆を得るためには、訪問看護ステーションからの回答数が少なく、十分に実態を把握しきれていないため。
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今後の研究の推進方策 |
研究に協力をしてくれる訪問看護ステーション、女性介護者、訪問看護利用者をリクルートするために、ホームページの立ち上げ、歯科専門職による高齢者の口腔ケアの研修会の開催等を行う。特に研修会では、今回訪問看護ステーションから口腔ケアに困難を感じていると回答のあった高齢者の口腔ケアに焦点を当てて参加者を募り、直接研究への協力を呼びかける。
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次年度の研究費の使用計画 |
歯科専門職と看護職による連携の取り組みを行っている国内外への地域への視察・情報収集を行うことを目的に旅費を確保していたが、時間的に余裕がなく実施できなかった。 また、実態調査のデータ入力などを研究補助者に依頼することを予定していたが、調査票の回収率が低いことから、実施しなかったため。 歯科専門職と看護職の連携を行っている地域への視察を行う。 また、調査票の回収率を上げるために研修会を開催し、そのための案内発送やホームページ開設による情報発信に使用する。
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