研究課題/領域番号 |
25300005
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
鵜島 三壽 関西外国語大学, 英語国際学部, 教授 (60515774)
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研究分担者 |
斎藤 完 山口大学, 教育学部, 准教授 (10403635)
セミ アブドラフマン 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (40643432)
武田 和哉 大谷大学, 文学部, 准教授 (90643081)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 無形文化遺産 / 楽器製作技術 |
研究実績の概要 |
ウズベキスタンのタシケントで国立音楽院マチャクーボフ教授とこれまでの調査研究に関する意見交換を行った。同国ボイスン、テルメズおよびフェルガナ盆地のリシタン、アンディジャン、ナマンガン、マルギランで弦楽器を中心とした楽器製作技術とともに、原材料調査および博物館における展示資料の調査を実施した。 中国の内蒙古自治区呼和浩特市で馬頭琴の製作技術および原材料の調査を実施した。また同自治区の赤峰市や錫林郭勒盟などの博物館で無形文化遺産に関する展示や、舞踊・音楽に関する歴史資料、考古遺物等について調査を実施した。 これまでの調査で撮影した写真をもとに、奈良市と東京都台東区で「シルクロードの楽器作り」と題した写真パネル展を実施したところ、多数の来場者があった。また、これにあわせ解説リーフレットも作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまで行ってきた調査成果をもとに、広く普及啓発を行うため写真パネル展を実施するとともに、解説リーフレットを作成したが、成果をまとめた報告書は刊行できなかったので29年度の課題としたい。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの成果を報告書などにまとめ、関係機関に配布し、無形文化遺産の保存伝承に役立てる。特にこの報告書をもとに、各国の行政機関と意見交換をしたいと考えている。写真パネル展は好評であったので、29年度も専門家向けだけでなく、広く普及啓発につとめたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外調査で旅費などに充てる計画額のうち、日程の調整がつかず、代表者および研究分担者、研究協力者による調査の回数、日程が少なくなったため。
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次年度使用額の使用計画 |
これまでの調査研究をまとめた報告書の印刷費、また研究協力者が執筆する報償費にあてる。成果を社会に広く還元するための普及啓発用写真パネルの作成費、輸送費、会場借用料、解説リーフレットの印刷費などにあてる。
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