研究課題
基盤研究(B)
インドのアフマド・スィルヒンディー(1564&-1624)の思想とムジャッディディーヤと呼ばれた彼の後継者たちが率いた多くの教団は、イスラーム改革思想・改革運動として17世紀以降の各地域のイスラーム社会に大きな影響を与えた。本研究では、インド、トルコ、ウズベキスタン、中国北西部地域を訪ね、各地域に残されているスィルヒンディーの生涯と思想の研究に必須の一次資料を収集し、同時にそれらの地域に現在でも活動を続けるムジャッディディーヤの教団を調査し、それぞれの教団の宗教結社としての特徴と異なる地域におけるその教団の社会的存在形態を明らかにし、総合的なムジャッディディーヤ理解の研究基盤をつくった。
スーフィズムとスーフィー教団