研究課題/領域番号 |
25300044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 広島女学院大学 |
研究代表者 |
木本 浩一 広島女学院大学, 国際教養学部, 教授 (20294605)
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研究分担者 |
辰己 佳寿子 福岡大学, 経済学部, 教授 (80379924)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 森林管理 / 地域ガバナンス / 国立公園 / 国際研究者交流 / インド / ネパール / ケニア / インドネシア |
研究概要 |
本年度は、プロジェクト全体の予備調査、研究枠組み・手法についての確認を行った。具体的には、1.学会報告(国際地理学連合京都大会(8/4-9)):セッション(Biodiversity and forest conservation)を開催し、インド(4名)、ネパール(1名)の参加・報告を得た、2.学会報告(Sociological/Anthropological Society of Nepal International Conference):2つの研究報告を行った、3.ワークショップの開催(8/3):広島女学院大学にて、インド(3名)、インドネシア(1名)を招へいし、本プロジェクトの理論的枠組み、スケジュール、各年度の目標などについて検討した、4.中核研究者との打ち合わせ:シン教授(デリー大)を外国人研究者として招へいし(JSPS)、プロジェクト全体の構想、インド調査でのチーム編成などについて検討を進めた。 予備調査を含む現地調査は、以下の通りである。インド:Nagarahole国立公園(Karnataka)、Sariska国立公園(Rajasthan)、Dabaka Moudanga保全林(Assam)、Rani Garbhanga保全林(同前)において、データ収集、集落でのヒアリング調査を実施した。インドネシア:Mt. Halimun Salak国立公園周辺部に関する資料収集。ネパール:ダルマシャリ村(カトマンズ郡)、シャブル(ラスワ郡ランタン国立公園内)において森林管理に関する聞き取り調査。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定どおり、予備調査の実施、メンバー間での研究枠組み・手法の共有、各メンバーによる学会報告などを行うことができた。特に、国際地理学連合でのセッション、プロジェクトメンバーによるワークショップについては、共同研究としての枠組みを構築することができた。また、予備調査についても、各国・地域において具体的な調査を実施しでき、本調査への目処が立った。 ただし、マレーシア、ケニアについては、現地研究者との日程調整不調、政情不安などの影響で十分な準備ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
予備調査を順調に進めることができたため、今後は、調査地での本調査の成果を確実に上げていくこと、それらの成果を共有・検討し、個々の調査にフィードバックすることなどを各メンバーの目標としたい。 プロジェクト全体として、理論的な枠組みについての検討を行い、その成果を公表し、各メンバーによる現地調査の質的向上を図っていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
9月に予定していたケニアでの調査が、現地での政情不安などの影響により延期せざるを得なくなり、その後は先方との日程調整が不調に終わり、次年度への持ち越しとした。 ケニア調査に充てる。
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