研究課題/領域番号 |
25300051
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
杉田 映理 東洋大学, 国際地域学部, 准教授 (20511322)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 文化人類学 / 衛生 / 水資源 |
研究概要 |
本研究の初年度である平成25年度は、準備段階と位置づけられる。 まず、5月下旬~6月上旬にかけては、TICADV(第5回アフリカ開発会議)、アフリカ学会、日本文化人類学会に積極的参加してウガンダ関係者、水・衛生分野の関係者から情報収集を積極的に行った。特に、日本のウガンダ研究者との交流から有益な情報が多く得られ、そこからさらにネットワークを広げることができた。 ウガンダでの現地調査は予定通り9月上旬~中旬に実施した。調査前半では、JICAからの情報収集、Institute of Infectious Diseases所長へのインタビュー、地方病院視察、青年海外協力隊員からの情報収集、衛生関連BOPを実施する日系企業Saraya East Africa現地社長との面談を実施した。また、衛生関連商品の種類や価格についてもスーパーやマーケットを回り調査を行った。調査後半、調査対象村でのフィールドワークでは、学校訪問、プレ調査として世帯調査で衛生・水・食について情報収集を行った。当初予定していたウガンダ省庁からの情報収集はスケジュールの関係上実施できなかったが、衛生教育に関しては教科書やシラバスを入手することができたほか、JICA本部からドナー動向に関する包括的な報告書を入手できることができた。 既往研究の文献収集に関しては、業務依頼をした専門家と連携して、非常に効率的かつ徹底的に実施できたと言える。 [4月~7月]資料収集。[5月下旬~6月上旬] TICADV、アフリカ学会、日本文化人類学会に参加して関係者より情報収集。[6月中旬~8月]25年度ウガンダ調査に向けて、現地関係者との調整および調査票作成。調査用機器類および図書購入。[9月上旬~中旬(14日間)]ウガンダ現地調査。[9月~12月]データ整理、論文原稿執筆、既往研究収集。[1月~3月]過去のデータ整理、長期調査準備。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記のとおり、ウガンダ現地調査において訪問する関係機関に変更はあったものの、平成25年度内に準備段階として実施すべきことは概ね完了した。
|
今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、本務校より海外研究期間(サバティカル)を付与されているので、イギリスおよびウガンダにおいて調査・研究を実施する。研究計画については、交付申請時に提出した「研究実施計画」から特に変更はない。
|
次年度の研究費の使用計画 |
本研究について科研申請をしたときの研究費から、全年度(4年度)にわたって減額認定となった。平成26年度は、所属本務校より長期海外研究期間(サバティカル)を得て、ウガンダおよびイギリスにおいて研究・調査を実施するため、4年度中で最も研究費が必要となる。そこで、平成25年度はあえて支出を抑えて、平成26年度が当初の研究支出計画により近い形で実施できるようにした。 イギリスおよびウガンダにおける旅費、現地調査実施のための調査助手雇用、物品調達、車両借り上げなどに使用予定。
|