研究課題
基盤研究(B)
本研究では、健康と環境の問題の双方に貢献する教育アプローチであるエコヘルス教育について、各国での状況を調査するとともに、モデルカリキュラムを開発・実証し、その成果と課題を検討した。その結果、開発したカリキュラムの有用性が評価され、ラオスでは教員養成の正式カリキュラムとして採用された。なお、バングラデシュ及びネパールにおける調査では、下痢や寄生虫などの感染症の予防の学習が重視され、教員養成において、短期間の履修で重要事項が習得できるカリキュラム設計が求められていた。また、こうした研究成果について、アジア諸国の行政官を対象とした研修で共有することを通して、ネットワークの構築を図ることができた。
環境教育