研究課題/領域番号 |
25301024
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
新海 尚子 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (10377765)
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研究分担者 |
光安 光江 浜松学院大学, 現代コミュニケーション学部, 講師 (30619317)
浅川 晃広 名古屋大学, 国際開発研究科, 講師 (80402410)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ブラジル / モザンビーク / 開発経済 / 貧困削減 / 農村開発 |
研究実績の概要 |
平成26年度は、第2の研究対象国であるモザンビークにおいて、現地調査を行なった。 現地調査は、おもに次の3つのフェーズからなる。1.まず農村開発事業にかかる関連機関、農業省、計画省、統計局、JICAモザンビーク事務所、などでの聞き取り調査、2.貧困の度合いが大きいモザンビーク北部でのコミュニティでの聞き取り調査、3.中規模・大規模農家、小規模農家への訪問調査。2010年度に実施されたJICA研究所でのモザンビーク北部小規模農家調査も参考にしながら、農家の訪問調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度のブラジルでの現地調査のフォローアップがまだ継続している。今年度前半には終了予定。したがって、フォローアップ分も可能なかぎり今年度予定されている報告会での成果発表に反映させる方向で考えている。 モザンビークでの現地調査についても、天候の影響で比較の点から調査地帯に入っているが訪問できなかった地域があるため、可能であればフォローアップが望ましいと思われる。
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今後の研究の推進方策 |
予定としては、研究チームで研究対象国である初年度に現地調査を実施したブラジル、また2年目に現地調査をしたモザンビークでの調査結果をまとめ、研究報告をする。また、ブラジルおよびモザンビークから農村開発、地域開発の社会経済効果に関する研究に関連し、農村開発における国際協力の変遷、また農村開発、地域開発の変遷に関する専門家を招聘し、研究報告をしてもらい、今後の農村開発、地域開発に対する意見交換を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
モザンビークでの現地調査中、調査地域に入っていたけれども、激しい雨のためアクセスするための農村道路の状況より昨年度の調査期間中に訪問できなかった地域があった。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度にもし可能であれば、フォローアップ調査でこれらの地域への訪問を再度試みる予定である。
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