| 研究課題/領域番号 |
25301036
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 応募区分 | 海外学術 |
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| 研究機関 | 九州大学 |
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研究代表者 |
小津 稚加子 九州大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (30214167)
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| 研究分担者 |
岡田 裕正 長崎大学, 経済学部, 教授 (40201983)
仲尾次 洋子 名桜大学, 国際学部, 准教授 (20320533)
潮崎 智美 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (70336072)
山田 康裕 立教大学, 経済学部, 教授 (20335160)
渡邉 雅雄 明治大学, その他の研究科, 准教授 (60406361)
永田 京子 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (10345366)
中村 美保 大分大学, 経済学部, 准教授 (60381026)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | 国際財務報告基準 / エフェクト / 移行期コスト / フィールドワーク |
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| 研究概要 |
本申請課題は、グローバル財務報告基準の導入効果・影響、とりわけ、各国基準からグローバル財務報告基準への転換期に生じた移行期コストならびにベネフィットを総合的に調査・分析することを目的としている。 日本に先行してIFRS(国際財務報告基準）を適用した諸国を厳選し、フィールドワーク調査を行い、IFRS 対応過程で生じたその国特有の課題および日本と共有できる課題、参考になる解決法を詳細に調査することを研究内容としている。 初年度である本年度は、イギリスおよびドイツを訪問した。
イギリスでは、IASB(国際会計基準審議会)で研究担当ダイレクター等に面会して本研究課題の進め方について意見交換したほか、イギリスの大学の研究者と財務諸表の表示、OCI、概念フレームワークについて議論した。 ドイツでは、監査法人、在ドイツ日本企業、金融機関を訪問した。 IFRS導入前後に認識されていた会計基準の差異およびそれに起因するコスト、移行期コスト、差異調整について知見をえることができた。 なお、これらと並行して、文献研究をしてきた結果を、2014年８月に、研究集会で口頭報告をした。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに海外学術調査を進めることができた。 定性的情報の収集および国際的な会計基準設定機関（IASB)の方針の確認と情報交換、本基盤研究で理論研究を進めるために必要な先行研究の確認をした。 すべて計画通りで、予定していた機関で、予定していた面会者（研究者、実務家、基準設定機関）に会い、研究目的に沿って設計したインタビュー項目に従い、回答を得ることができた。 調査内容は論点整理して、来年度、公表する予定である。
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| 今後の研究の推進方策 |
本プロジェクトの二年度目となる26年度には、台湾およびフランス（またはオーストラリア）の研究機関の訪問を計画している。 昨年度に実行した調査方法での経験を踏まえて、研究機関を訪問する前に事前により緊密な情報交換をする、機関訪問（フィールドワークの現場）ではより効果的に質的な情報を取れるように資源集中する。 また次年度には研究成果を発出しなければならないので、研究分担者と研究成果の中間報告会を定期的に開催し、意見交換の機会を増やす計画を立てている。 差し当たり、5月末に台湾企業、監査法人、研究機関、シンクタンク訪問を具体的に計画しているほか、6月には国内で、研究分担者らと研究集会を開催、さらに、8月末に、これまでに行ったフィールドワークを執筆、投稿し、26年度中（平成26年12月から平成27年3月末まで）に研究雑誌に掲載することを目標としている。
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| 次年度の研究費の使用計画 |
繰越額は交付額の5％程度あり、僅少である。予定していた物品（ノートパソコン）の購入を次年度に繰り越すことにした。また、より安価で研究の効果を上げる物品を探し、購入するためである。
海外学術調査によって得た情報を記録するために、ノートパソコンを購入する。
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