研究課題
基盤研究(B)
走行力測定による温度耐性実験の結果、森林集団のA. homolechisは30度に比べ35度で最高走行速度が低下したのに対し、半砂漠集団のA. homolechisは、走行速度が低下しなかった。RAD-seqにより検出されたSNPでの遺伝的構造解析では、2つの集団間に違いが観察された。LOSITANによる自然選択を受けている領域の検出では5つのSNPを検出した。33度および36度の温度環境で5日間飼育したのち脳を抽出し、RNA-seq解析を行い発現変動遺伝子の検出を行った。33度および36度で発現量が有意に異なった遺伝子は、森林集団のA. homolechisで78、半砂漠集団で43であった。
進化が生態学