研究課題/領域番号 |
25305023
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
塚原 高広 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90328378)
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研究分担者 |
古澤 拓郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (50422457)
吉井 亜希子 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00778699)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 経済政策 / 衛生 / 感染症 / 行動学 / 社会医学 |
研究実績の概要 |
治療可能な急性感染症は開発途上国小児の主要な死亡原因となっており、早期有効治療が可能な医療サービス提供および住民側の利用度向上が対策の根幹である。本研究の目的は、開発途上国のコホート集団を対象として実証データを収集し、疫学と経済学の手法を併せて用いることで住民の治療選択行動さらには早期有効治療、疾病の有無に影響を与える因子を解明し、効果的な政策提言を行うことである。本年度は、2016年7-8月にパプアニューギニアにおいて、人口動態調査、住民調査、医療施設調査を行った。(1)人口動態調査では、前年度までに不足していた世帯の地理情報を携帯GPSで収集した。世帯名簿を更新し調査対象世帯のデジタルマップを完成した。(2)住民調査では、三日熱マラリアの根治治療であるプリマキン治療実施に関連する患者側因子を解明するため、対象世帯小児の受診記録を収集した。また、医療受診と栄養状態の関連を調べるため、対象小児の身体計測を行った。(3)医療施設調査では、調査日の薬剤在庫を記録するとともに、過去のプリマキン在庫状況を調査した。 マダガスカルにおいては、2016年11月に聞き取り調査、2017年3月には質問票調査を行った。(4)聞き取り調査では、村落部の医療システムとヘルスボランティアの役割を関係者、当事者から情報収集するとともに施設を訪問し薬剤在庫状況等の医療の質に関する観察を行った。(5)パプアニューギニアで開発・使用した質問票の妥当性を検討するため、マダガスカル語に翻訳し予備的な質問票調査を行った。その結果、適切な回答が得られない質問項目はほとんどないことが確かめられた。 昨年度までに収集したデータを分析した成果の一部は国際会議および招待講演で発表した。今年度収集したデータについては入力およびデータクリーニングを終了し分析段階である。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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