研究課題/領域番号 |
25305036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
千葉 逸朗 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (50250460)
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研究分担者 |
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
松岡 紘史 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (50598092)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 口腔がん / betel quid chewing / 前がん病変 / 化学予防 / スリ・ランカ |
研究概要 |
平成25年度にスリ・ランカの丘陵地帯に位置する紅茶園(人口4,000人)を対象に形成したコホートにおいてbetel quid chewingや喫煙、飲酒などの習慣についてのインタビューと質問紙による調査を継続して行った。次いで口腔内の診査を行い、がん、あるいは前がん病変を有する参加者を見出だした。 分子疫学的解析を行うため、スワブにて口腔粘膜を擦過し、検体を得た。病変を有しない参加者も含めて健康教育を行ったのち、経過観察とした。 口腔内の病変はがんに関連したもののみではなく、齲蝕、歯周病についても深刻な状況と言え、これらに対するケアも同時に行っている。全身の状況などの把握が困難であり、不測の事態に対処不能なため、治療行為は行わず、指導、医療機関の紹介にとどめている。 継続的に6ヶ月毎に現地に赴き、参加者へインタビューを行うとともに口腔内を診査している。検体を採取できたものから順次分子疫学的解析を進めている。 研究代表者へ病気入院したため、平成26年2月に予定していた渡航は中止とし、平成26年度に行うこととした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が平成25年12月から平成26年1月にかけて入院、手術を受けたため、平成26年2月と渡航を中止、延期したため。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年7月に現地に赴き、その後も継続的に6ヶ月毎に現地を訪問し、参加者へインタビューを行うとともに口腔内を診査し、検体を採取する。検体を採取できたものから順次分子疫学的解析を進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究代表者が平成25年12月から平成26年1月にかけて入院、手術を受けたため、一部予定していた海外渡航、資料収集が不可能となったため。 研究の遅れを取り戻すため、数名の研究協力者とともに渡航し、資料収集に努める。
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