研究課題
基盤研究(B)
HDSSを活用し、ケニアの無歯科医地域であるビタ地区の12歳児計約160名および高齢者計約150名を選び、口腔健診を実施した。その結果、小学生ではDMFT が0.18から0.56へと増加していることが明らかとなった。このデータは、共同研究機関であるナイロビ大学歯学部のWagaiyu教授を介してケニア厚生省の担当部署へ報告した。高齢者の平均年齢は約75歳で、残存歯数は平均21歯以上であった。平均齲歯数は2~4本であった。食事の回数は1日3回が大多数で、無歯顎者や少数歯残存者は、柔食を取っており、調理法の重要性を再認識した。また、6割以上の人は木の枝からなるスティックで口腔清掃を行っていた
齲蝕学